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年長クラス 春期講習 ~お話の順番~

年長クラス 春期講習 ~お話の順番~

2016/03/22

 

今日のお勉強は「お話の順番」。「時の系列化」に対応していく分野です。

 
まず、4枚の絵カードでお話作りの練習からスタート。何がどんな風に描かれているかな、誰が何をしているところか、1枚ずつ隅々までよく見て発見していきます。

発見したらみんなで発表タイム。「大工さんと家!」「えー?家じゃないよ、犬小屋だよ!」「そうだよ、だって小さい家だもん!」「最初は木を切るところからだから一番最初はこのカードだよね」「えーお家の絵を描いているところだよ!」みんな口々に意見を言って主張します。
「はい、じゃあここにはいろいろなものが描いてあるのがわかったから、この4枚を正しくつなげてお話しが出来る人!」「・・・・・」ついさっきまで元気に発言していた様子はどこへやら・・・みんな一斉に静かになってしまいました。

 
カードに描かれているもの、それにまつわる事柄については理解も深く、知識や常識の概念が整い始めている子どもたちですが、想いをそのまま表現することについてはまだまだ時間がかかります。
それでも根気よく言葉、そして経験に基づく知識を引き出していくことが大切です。

ひとつの言葉やこれまでの経験から、ひとつの事象に対してのイメージをふくらませ、また次の言葉を引き出すきっかけにつなげられるように丁寧に指導していきます。

 

同時に気持ちの感情移入も大切ですね。ようすことばのお勉強へとつながります。

「木を切るときは腕が疲れちゃうね。」「やっと犬小屋ができてうれしかった!」・・・登場人物の気持ちになって考えることはご家庭での日常の読み聞かせの中で行えるとても重要な分野です。年長クラスの子どもたちは、最近少しずつようすことばのバリエーションが増えてきましたね。

みんなでイメージがふくらんで、ショートストーリーが完成です。

 

ここから先はプリントのお勉強。様々なジャンルの数枚の絵を見て、お話の順番を追っていきます。口頭でのお話作りと異なり、黙って数枚の絵をさっと見てお答えを探していきます。

先程のお話作りの経験を踏まえて、自信を持ってプリントに取り組む事が出来ました。

 

カードを使ってのお話作りのお勉強は精華クラスでは毎回個別の口頭試問で行っています。

横浜雙葉の過去の入試問題にもお話作りが出題されたこともあり、また例年のプリント考査のお話の記憶では、登場人物の気持ちの変化を問う問題やお話の順番通りに線結びをしていくなどの出題が見られます。

今回の春期講習での取り組みでは、これからレベルアップしていく志望校別の対策に向けて、子ども達のイメージを大いにふくらませ、ことばを引き出す楽しさ、想いを伝える喜び、そこからつながる思考力の向上を図ることが出来ました。

 

土台をしっかり固め、ひとつひとつを積み上げていくことは、子どもたちの「やろう、できる!」という想いをやがて必ず大きな高い目標へとつなげていくはずです。

 

 

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住所:神奈川県横浜市磯子区中原1-1-6
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