今週の横浜雙葉クラスから~「読み深め」について
2024/02/10
立春を迎え、今年もあたたかな季節がそこまでやってきています。
この時期、湘英会の横浜雙葉クラスでは「お話の理解」という分野に力を入れて指導しています。
今週は、あまんきみこさんの『なまえをみてちょうだい』という絵本を題材に読み深めのお勉強を進めました。
この本は幼児の絵本でもあり、また小2国語の教科書にも掲載されているようです。
お母さんにもらった大切な帽子が風に飛ばされ、それを追いかける主人公えっちゃん。途中で色々なハプニングに出会います。
最後のクライマックスで、途中まで一緒だったキツネとウシが大男の行動に恐れをなして
「今日は忙しかったんだ…」「大事な用事を思い出したので…」と理由をつけて帰ってしまう場面。
「どうしてキツネとウシは帰ってしまったのかな?」
の問いに
「ようじがあったから!」
「いそがしかったから!」
みんな、お話通りの記憶が素晴らしい!
のですが、実際のお答えは「大男に食べられてしまうと思って、逃げたくなったから」ですね。
言い訳をしたり、逃げるためにウソをついたりする経験なんて、5歳のみんなには到底経験も考えもないことなので、わからないのは無理もないことです。
でも、お話の世界に入って、ストーリーを追うこと、場面の理解、会話や行動から「気持ち」を読み取ること、物語の主題から「どうして?」「なぜ?」のお答えを考えていく練習をすることで、「想像する」ことができるようになってきます。
横浜雙葉小の入試は、長文を聞いて問いに答えるという単純な記憶ではなく、長文についてどこまで理解できているのかが試されます。
湘英会の横浜雙葉クラスで毎回行っている「読み深め」が、合否を分けるポイントと言っても過言ではないでしょう。
横浜雙葉クラスでは、横浜雙葉小学校が大切にしている国語力を入試の際にどのように試すのか、
またどこまで求めているかについてご父兄にも細かくお話ししています。
春爛漫になるころに1ステップ、梅雨のころまでにもう1ステップ、夏期講習、そして秋の本番直前に・・・というように
焦らず1つずつステップを上がっていけるように共に頑張ってまいりましょう。
私自身も楽しみながら、みんなの成長を応援していきたいと思っています。
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